佐々木 順一さん(高木章税理士事務所所属)
弊社本社にてインタビュー
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税理士試験に臨むみなさんへ
税理士試験に臨むみなさんお疲れ様です。税理士試験は、数ある国家試験の中でも有数の難易度があり、合格までの道のりも数年を要することが当たり前だと思われます。その中で税理士試験を目指す皆様には敬意を表したと思います。
- 私は、会計事務所に勤務しながらの勉強で合格までに10年もの歳月を要してしまいましたが、私の経験がみなさんの参考になればと思います。
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私は、税理士受験の予備校に通っていましたので、授業のある日は、仕事が終わった後に学校に行っていましたが、授業のない日もなるべく学校に行って自習をしていましたが、自習室の確保にはかなり苦しめられました。というのも、学校には、専用の自習室がなく空き教室が自習室となっていたため、空き教室がなければ自習できないことになります。また、教室があったとしても自習したい人がみなその部屋に集まるため座席の確保が非常に困難でした。税理士試験の性格からして会計科目税法科目共に電卓は必須であるため、
計算問題を解く場合には周りを気にせず電卓が使用できることが大事でしたので図書館を使用するわけにはいきませんでした。また税理士試験に臨むに当たり絶えずテキストを持ち歩いていましたが、これがかなり重く大変だったと記憶しております。 -
私の勉強方法
私の勉強方法ですが、計算では同じ問題を何度も解きなおして計算パターンを頭にたたきこみました。特に答練期の総合問題は、今まで授業で学んできたことの応用問題が出てくることが多かったので、できなかった問題については、後日解説を読みながら問題と解答を照らし合わせながら解きなおしていました。また、最近の傾向として計算問題が理論が会計処理とリンクしていると感じていたため理論でも解答できるようにトレーニングしていました。単に問題を解いて正解したり間違っただけではなく理論的根拠も条文等で確認するようにしていま
- した。
理論については、税理士試験を始めた当初は、力づくで暗記に走っていましたが、最近の傾向として暗記だけでは解答できないため暗記一辺倒ではなく個別的ではなく横断的に解答できるように的を絞って暗記するようしていました。ただ理論ついては科目によって勉強方法も異なると思われます。私の場合法人税については、第1項しか暗記しないで、それ以外は内容理解にとどめ作文できるように練習していました。相続税や消費税は、1問は個別問題が出題されていたため暗記する量も法人税に比べて多かったですが、もう1問は、応用問題が出題され、かつ、テキストの理論形式を解答するだけでは答えにならない問題も出題されるため、解答方法として答練の模範解答を参考にして解答する理論の構成を考えるようにしていました。- 答練期の試験についても成績には一喜一憂する必要はないと思います。私は、答練の成績は、常に成績下位でしたから。全答練でも常にD判定でした。理論については、予告理論にこだわらず自分のペースを貫いていましたので理論問題は、テキストを見ながら解答していました。計算についても最終納税額を答えることについては無視していました。途中の計算過程や考え方に注力し解答するように心がけていました。実際本試験でも私が選択した税法の法人税、相続税及び消費税について最終納税額は記載していません。(相続税は、配偶者のみ記載。)
税理士試験のアドバイス
- 最後になりますが、税理士試験は、他の国家試験と異なり1科目ずつ合格を積み上げることができる試験であります。(長所でもあり短所でもあると思われますが。)したがって、「自分は、絶対合格できるんだ」という強い気持ちを持ち続けることができれば必ず5科目合格は達成できると信じています。実際私も10年越しの栄冠でしたから。特に夏真っ盛りに試験があり、周りが浮かれているなか部屋に籠って勉強する生活はきついものがあるかもしれませんが、税理士試験は、天才型や秀才型の人間だけが合格するものではなく、本当に合格するために努力した人に向いている試験だと思われます。
「継続は力なり」という言葉がぴったりの試験だと実感しています。税理士試験の受験生のみなさまが、努力の末に12月の合格発表で喜びを感じることを切に願って終わりの言葉としたいと思います。
- 【取材協力】
- 高木章税理士事務所 横浜市鶴見区鶴見中央4-16-1-501 TEL045-508-1577
- 古瀬鏡一税理士事務所 横浜市鶴見区鶴見中央3-2-5 TEL045-506-1335
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税理士資格に合格するためには、勉強時間を相当こなさなくてはなりません。
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